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球体エフェクト

まずは球体エフェクトの作り方をやってみたいと思います。 完成形は下の動画のようになります。私が作品を作っていた頃には作り方がyoutubeにupされていたのですが、 今回調べてみたところ、見つけることはできませんでした。(リンク貼っとこうと思ったのに…)

Blenderを起動したらまずデフォルトで作成されているオブジェクトを「オブジェクトモード」の状態で削除します。 「エディットモード」で削除してしまうと、空のオブジェクトだけが残ってしまいます。次にオブジェクト追加で平面を作成します。

ノード連結画像

テンキーの7を押し真上からの視点にした後オブジェクトを選択し、Sを押します。Sをおした後にYを押すとその方向だけの大きさを変更できます。

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Y方向へ縮小し長方形を作ります。その後同じ手順でX方向に拡大し、長い帯のようなオブジェクトを作成します。 その後エディットモードでオブジェクトを選択し、「Ctrl」+「R」を押しホイールを前後に動かすとそのオブジェクトを分割してくれます。

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エディットモードで「A」を押すとそのオブジェクトに含まれるメッシュすべてを選択することができます。 「Shift」+「C」で3Dカーソルを中心に移動した後に、3DカーソルのYの値を5に設定します。 作成した帯のメッシュを選択した後3DViewの下のツールバーにある「メッシュ」->「トランスフォーム」->「湾曲」を選択します。 すると3Dカーソルのある位置を基準として帯のオブジェクトが丸まります。 3DViewの左下の方に「湾曲」の設定が出現するのでそこの「湾曲角度」を320°に設定します(ここの角度はお好みで)。

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Tabキーでオブジェクトモードに変えた後に「Shift」+「Ctrl」+「Alt」+「C」を押し、原点を3Dカーソルに移動を行います。先程3Dカーソルを中心として円を作ったのでオブジェクトの原点も同じ位置に設定しないときれいな回転になりません。 次にこのオブジェクトに回転のアニメーションを追加します。Tabキーでオブジェクトモードに移行し、タイムラインの現在のフレームが1になっていることを確認します。 円のオブジェクトを選択し、「I」キーを押し回転を選択します。
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ウィンドウの切り替え、グラフエディタを開きます。左側の中のRotationの左側の▼をクリックします。 Z軸を中心に回転させたいので「Xオイラー角回転」と「Yオイラー角回転」の左側にある目のマークをクリックし、見えないようにします。 ウィンドウの右上の「+」マークをクリックし、設定画面を開きます。その下の方のモディファイアータブの追加ボタンを選択し、生成を選択します。 デフォルトでは次数が1、y=0+1Xとなっているため、Xの部分を0.2にしてください(回転の速さなのでここもお好みで)。 これで回転するアニメーションが追加されました。
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次にこのオブジェクトにマテリアルを設定していきます。オブジェクトモードで選択後プロパティウィンドウの中のマテリアルを選択します。 新規を選択し、デフォルトのマテリアルを生成します。 マテリアルの設定の中の「シェーディング」の中にある放射のパラメーターを1に設定します。
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次にこのオブジェクトを増やしていく作業なのですが、1個1個コピーするのはめんどくさいので、パーティクルシステムを利用します。 オブジェクトモードに移行し、今作ったオブジェクトとは別のオブジェクトを作成していきます。 中心に生成するために、「Shift」+「C」で3Dカーソルを中心に移動させた後で「Shift」+「A」->メッシュ->ICO球を生成してください。 ICO球を選択した後にエディットモードに移動し、「A」ですべての頂点を選択肢と状態にします。 その後「Alt」+「M」->「中心に」を選択します。これで1点だけのオブジェクトが生成できました。
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オブジェクトモードに戻った後にこの点にマテリアルを設定します。プロパティウィンドウの中のマテリアルを選択し、「新規」ボタンを押します。 マテリアルの種類をデフォルトの「サーフェス」から「ハロー」に変えます。マテリアルの設定ウィンドウの上から2番目くらいに「ハロー」タブがあるので、 そこのオプションの中のラインという項目にチェックを入れてください。
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次にこのオブジェクトにパーティクルシステムを設定します。プロパティウィンドウの中のパーティクルシステムを選択し、「新規」を選びます。 放射タブの中の数を10に設定し、開始を1終了を1寿命を120に設定します。
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次にレンダータブの中にあるオブジェクトを選択後、オブジェクト複製の右をクリックし、先程作った円を選択します(デフォルトではplane)。 そのすぐ下の回転にチェックを入れサイズとランダムサイズを調整します。今回はサイズは1、ランダムサイズも1に設定しました。
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物理演算をONにしているとオブジェクトが落ちていってしまうので物理演算タブで「なし」に設定します。
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回転する角度を変えたいので、回転タブにチェックを入れた後にランダムの数値を変更します。 今回は左下のランダムが1、初期ロールが0.2、右下のランダムを2に設定しました。 これで点を中心に10個の円が回転するオブジェクトができました(多分)。
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これでレンダリングしても微妙なのでフィルターを掛けて光っているように見せたいと思います(こんな感じに仕上がってるはず)。
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3Dビューウィンドウをノードエディタに変えます。 ウィンドウの下の方の「ノード」の横にある3つのボタンの中の真ん中を押します。 そしてその横の「ノードを使用」と「背景」をいうチェックボタンがあるのでそこをクリック。 レンダーレイヤーとコンポジットというノードが出現すると思います。
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その中に「Shift」+「A」で出力->ビューアー、カラ->ミックス、コンバーター->カラーランプ、フィルター->ぼかし、フィルター->グレアの5つのノードを追加します。そして次の画像のようにつなげていきます。
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流れとしてはレンダリング画像をぼかした画像を生成し、それに色をつけて、元の画像に合成した後にグレアで輝きを付与しています。

ノード適用後のレンダリング画像がこれ。
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これに残像を加えたいので、モーションブラーという機能を使います。 プロパティウィンドウの中のレンダータブを選択します。 その項目の中にモーションブラーというチェックボタンがあるのでそこにチェックモーションサンプルを5に、シャッターを0.7に設定しました。 モーションブラー適当後の画像がこれ。
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ちょっと残像っぽいものが追加されています。 アニメーションレンダリングしてみたけど、なんか微妙だったのでもとからあった円の幅を小さくしてもう一つの円を追加してみました。 大きさを変えたので中心が少しずれてきれいな円運動してないけど・・・ 一応完成形です。

最初から最後までの作業を通した動画も貼っておきます。 文字と画像の説明だけでは分かりにくいと思うので(私の説明が下手なだけ)。 音声や字幕による解説はありません。

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